先代が地方から商売に来ていた夜鳴きそばのラーメンを初めて食べ、

これは!と思い 製麺工場を始めた、

昭和36年頃、作れば売れる良い時代でした、

ラーメンに着色する事も 知らず、小麦粉とかん水のみで、生卵を使い、

食塩水で練り上げ、製麺をしていました、それが スーパーが進出し

大手メーカーの綺麗な色をして、何日経っても腐敗しない、

麺を見た時には びっくりしました。

当店では、食品の基本である 旨い・安全・安心な麺類を作り、

提供する事が最大の理念として、

事業を継続し、製品の 向上に努めてまいりました

ようやく、自分の考えていた、旨い・安全・安心な麺類の製造に、

一歩々ですが近ずき つつあると・・自負してます。

製麺工場で作られる麺類は通常は

ミキシング(原料を攪拌混合する)⇒

複合機にて粗麺帯⇒

圧延(段階的に麺生地を薄く延ばす)⇒

麺線調量カットが基本ですが

手つくり工房の麺とは如何しても、

練りの作業が不足で食感に大きな差がありました。

当店ではその違いを埋めるために、

殆どの製麺に手打ちうどん用のミキサーを使い始めました

その様な当店でも、最終段階の麺線は通常の製麺機を使っています、

非常に古い元祖製麺機と呼ばれる、九州の真崎鉄工所製です。